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父親系 [2024/11/01 14:50] moepapa |
父親系 [2024/11/01 14:55] (現在) moepapa |
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====== 父親系 ====== | ====== 父親系 ====== | ||
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+ | 父親がらみの泣ける話です。 | ||
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俺の母親は、俺が2歳の時にがんで死んだそうだ。 | 俺の母親は、俺が2歳の時にがんで死んだそうだ。 | ||
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- | うちの両親がそうだった。超ディープなネトゲのジャンキーさ。 | + | ある男は夜遅くに疲労と苛立ちを持って帰宅すると、五歳の息子が玄関口で父親を待っているのを見つけた。 |
- | ハマってからの両親は、1年365日パソコンと向き合ってた | + | |
- | じーちゃんの遺産食いつぶしながらね。会話なんてありゃしない。 | + | 「お父さん、僕はお父さんに質問してもいい?」 |
- | あるとしてもネットの中で話すだけ。会話の内容も | + | 「そりゃいいが、どういうことだ?」と男は答えた。 |
- | 「一ツ目山のサイクロプスを倒しに行け」 とか。笑える話だろ? | + | 「お父さんは、一時間いくらで働いているの?」 |
- | うちの家族に限っては父親は父親じゃなくて | + | 「お前には関係のないことだ!何故そんなことを聞くのか? 」 その男は怒って言った。 |
- | 「世界中から頼りにされてるマジックナイト」母親は母親じゃなくて「ダークプリースト」 | + | 「ただ知りたいだけだよ。おとうさんは一時間いくらで働いているのか、どうか教えて。」と息子は聞いた。 |
- | 俺は子供じゃなくて「モンスターハンター」だったんだ | + | 「知らなければならないなら言おう。1時間に20ドルを稼ぐ。」 |
+ | 「ああ、」少年は答え、頭を垂れた。再び父親を見上げると、彼は言った、 「パパ、僕、10ドル借りてもいい?」 | ||
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+ | 父は怒っていた。 | ||
+ | 「もしお前がどれだけのお金をおとうさんが稼ぐのか知りたい理由が、馬鹿げたおもちゃや、他のいろんなくだらない物を買うためであれば、お前は自分の部屋へまっすぐに行き、寝ることだ。なぜお前がとても自分のことばかり考えるのか、よおく考えてみなさい。おとうさんは毎日辛く長い時間仕事しているんだ、だからそんな子供っぽい馬鹿げたことなどする暇はないんだ。」 | ||
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+ | 小さな男の子は静かに部屋に行ってドアを閉めた。 | ||
+ | 男は座って、小さな息子の質問についてさらに腹を立て始めた。いくらかのお金のために、あんな質問をしたなんて。 | ||
- | そんな世界にほとほと嫌気が差してさあ で、考えたんだ。「こんな世界壊しちまおう」って | + | 1時間ほどして、男は落ち着いて、彼が息子に少し強く言い過ぎでいたかもしれないと考え始めた。もしかしたら、本当に10ドルで買わなければならない必要なことがあったのかもしれないし、そしてあの子は、実は今まで頻繁にお金をせびったことはなかった。男は小さな息子の部屋に行き、ドアを開けた。 |
- | そのネトゲのサーバに侵入して・・・10年分のデータ全部を破壊してやったんだ。 | + | |
- | 人生最初のハッキングさ | + | |
- | その日の帰り道は そりゃーワクワクしてたね。だってもうそっちの世界は無いんだから | + | |
- | ファンタジーのパーティとかじゃなくて「家族」として生活ができるんだってね | + | |
- | そしたらさ 2人とも首吊って死んでたよ | + | 「眠っているかい?」と彼は尋ねた |
+ | 「いいえ、パパ、僕は起きているよ。」と少年は答えた。 | ||
+ | 「考えていたんだが、さっきおそらくちょっとお前に言い過ぎたと思う。」と 男は言った。 | ||
+ | 「長い一日だったので、その怒りをお前にぶつけてしまった。ほら、お前が欲しい10ドル、あるよ。」 | ||
- | 遺書がまた傑作でさ、 『世界が壊れてしまったので 死にます さようなら』 | + | 小さな男の子は起き上がり、まっすぐに座り、輝くように言った。 「わあ、お父さんありがとう!」と彼は叫んだ。そして、枕の下に手を伸ばし、しわしわになった紙幣を引き出した。少年がすでにいくらかお金を持っていたのを見た男は再び怒りを感じた。 |
- | 2人にとっての現実は もうとっくにこっちの現実じゃなかったのさ | + | 少年はゆっくりと自分のお金を数え、その男を見上げた。 |
+ | 「そのお金があるのに、何故お前は、もっとお金を欲しかったのかね?」と 父親は不機嫌に言った。 | ||
+ | 「十分じゃなかったから。でも今全部で20ドルあるでしょう。パパの1時間これで買えるかな? 明日早く家に帰ってほしいんだ。僕はパパと一緒に夕ごはんを食べたいんだ。」 | ||
- | なあ 俺のやった事はそんなに重罪かな?現実では自殺で片付いても | + | 父親は打ちひしがれ、自分の息子に腕をまわした。 |
- | 両親を殺したのは間違いなくこの俺さ | + | |
- | そんな俺は殺人罪かな?かまってほしくてさあ | + | |
- | 天気とか 成績とか どんなにくだらなくてもいい | + | |
- | 現実の話がしたくてさあ それが悪いことかよ!? そう思う事が犯罪かよ!? | + | |
- | だったら だったら人間全員犯罪者じゃねーか! | + | |
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